多言語に対応したインバウンドMEO施策の効果を解説します

MEOに特化したインバウンド対策

本記事では、MEO対策に特化したインバウンド集客の効果について解説します。

インバウンド対策において、MEO対策は、来店や予約数を増加できる対策としておすすめです。
訪日外国人をターゲットにする店舗は、早期、MEO対策に取り組むことで店舗の売上に大きく影響するといえます。

インバウンドMEO対策の店舗課題

インバウンドMEO対策の効果を紹介する前に、店舗はどのような課題があるのかについて紹介します。
多くの店舗では「集客方法が分からない」といった課題のほか、下記のような課題を店舗は抱えています。

  • MEO対策(ローカルSEO)の知識不足
    インバウンド対策に必要な、MEO(Map Engine Optimization)に関する基本的な知識や技術が不足している
  • 多言語対応の困難さ
    外国人向けに多言語で情報発信する際の正確な翻訳の難しさ
  • 検索エンジンアルゴリズムの変化
    Google(検索エンジン)のアルゴリズムの変化に対応できていない
  • レビュー管理の難航
    多言語での口コミ管理や、口コミ評価を高めるための戦略構築ができていない
  • ターゲットキーワード選定の誤り
    海外からのユーザーの検索行動に合致しないキーワード設定によって、検索結果への表示が低下
  • Googleビジネスプロフィールの最適化不足
    Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)上での情報が最新でなく、ユーザーに信頼感を与えられていない
  • 位置情報の不正確さ
     正確な位置情報の設定ができておらず、ユーザーが現地の店舗にたどり着けないリスクがある
  • データ分析と効果測定の不十分さ
    MEO対策の効果をデータ分析で把握し改善に活かすサイクルが構築されていない

インバウンド集客にMEO対策が重要な理由

インバウンド集客の重要性は、観光業やサービス業にとって今や欠かせないものとなっています。
特に、MEO(マップエンジン最適化)対策により、訪日外国人観光客が現地で店舗や施設を検索する際に、効果的にアプローチすることが可能です。

インバウンド集客として訪日外国人が多く利用するGoogleマップでのMEO対策は、店舗への旅行客の集客に効果的です。

詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【2024年版】MEOとは?MEO対策の最新情報|必要な初期設定や上位表示のコツ・ポイントを解説

インバウンドとは

そもそも「インバウンド」とは、外国人による訪問旅行のことを指し、日本へのインバウンドは『訪日外国人旅行』『訪日旅行』と呼ばれます。

2017年以降、訪日客数が大幅に増加したこともあり、インバウンドが注目されるようになりました。
日本で利用される店舗にとって、訪日外国人に対して適切な案内やサービス情報を提供する対応が求められています。

訪日外国人観光客への情報提供やPRは、店舗の成功の鍵となります。

2017年以降インバウンド需要は高まっている

2017年以降、インバウンド需要はますます高まっています。以下の画像は、訪日外客統計|JNTO(日本政府観光局)の2024年8月時点のデータです。
グラフが示す通り、2024年以降も訪日外客数の増加傾向が続いています。

旅行アプリの中でGoogleマップの利用率が高い

世界で最もダウンロードされた旅行アプリの一つがGoogleマップです。
Googleマップは、目的地へのアクセス方法や周辺情報を調べるためのツールとして非常に多くの人に利用されています。

Googleマップは、移動手段の案内から近隣店舗やレストラン、施設や観光スポットなどさまざまな情報を検索できるため、幅広い用途で利用されています。
Googleマップ上での上位表示を目指すMEO対策は、訪日外国人とGoogleの親和性が高く、インバウンド対策としても効果的な施策といえます。

インバウンドにおけるMEO対策の効果

MEO対策(ローカルSEO)を行うことでのインバウンド効果について解説します。
訪日外国人が増加している近年、目的地や移動の際にGoogleマップを利用する旅行客が増加傾向です。
地図検索にて店舗を表示できるMEO対策は、店舗やサービスを検索で見つけてもらう機会を作れるだけでなく、潜在的な顧客に効果的にアピールできる手段として活用ができます。

上位表示すると見てもらいやすくなる

近年、近隣店舗や地域のお店を探す際に「エリア名+業種」のようなローカル検索を行うユーザーが増えています。
また、Googleマップでは、エリア名を入力することで、地域にある店舗やサービスが優先的に表示される傾向が強いです。

たとえば「地域名+飲食店」や「近くのショッピング施設」といった検索で、目的に合う店舗が表示されます。

ローカル検索は、エリアに基づいた検索結果に店舗を表示するため、来訪する観光客への認知や訴求をGoogleマップ上で行うことができます。
商圏エリアが決まっている店舗にとっては有効な対策といえます。

検索結果で上位に表示されると、商圏内の他店舗よりも見てもらえる機会が増え、ユーザーに『検索したキーワードに対して適したお店である』と認知してもらいやすくなります。
「潜在顧客の興味を引きやすくさせたり」「認知度を向上させること」を効果的に対策することが可能です。

多言語対応で外国人にも店舗の魅力を訴求できる

Googleマップは、日本を含む220以上の国と地域で展開されており、各国では自国の言語で検索をすることができます。
そのためMEO対策する店舗は、Googleビジネスプロフィールを複数の言語に対応する設定が必要です。

訪日外国人の観光客が検索した際に、お店の基本情報やメニュー、サービス内容が正確に伝わるようにしておくことが求められます。
訪日外国人に対して、どの程度言語設定が網羅できているかが重要なポイントといえるでしょう。

MEO対策で訪日外国人を集客する方法

MEO対策でインバウンド対策を行うにあたり、MEO対策の検索評価について理解することが大切です。
検索評価を得るために重要な要素は以下の3つです。

  • 関連性(ユーザーが検索したキーワードとGoogleビジネスプロフィールの関連性)
    関連性とは、キーワードとビジネスがどの程度関連しているかを示す評価です
  • 距離(ユーザーの検索場所からお店までの距離)
    距離とは、ユーザーの検索位置やキーワードに含まれる地域名とお店との距離を指します
  • 視認性(お店の知名度)
    知名度(視認性)は、店舗のビジネス情報がどのくらい認知されているか、Web上に口コミやサイテーション(言及されるコンテンツ)がどの程度存在しているかの評価を指します

    これらの評価を前提にインバウンド対策を進めることが望ましいといえます。

    インバウンドMEO対策1:Googleビジネスプロフィールを多言語設定

    インバウンドのMEO対策の場合、Google検索やGoogleマップに表示される施設やビジネス名は、ユーザーの端末言語に合わせて基本情報や口コミが自動翻訳されて表示される仕組みになります。
    そのため、より多くの言語で設定することが必要です。

    一部の機能は翻訳されなかったり、翻訳タイミングを制御できないため注意が必要です。

    インバウンドMEO対策2:外国語表記が必要なコンテンツの対応

    Googleビジネスプロフィールには、自動翻訳されない項目があります。

    自動翻訳が適用されないコンテンツに外国語表記を追加することで、訪日外国人がGoogleビジネスプロフィールを、閲覧した際に訴求が可能となり、集客につながります。
    特に観光で入国している訪日外国人にとって、Googleマップの店舗情報は信頼性と利便性に影響しやすいため、店舗にとって重要な対策といえます。

    自動翻訳されないGoogleビジネスプロフィールの項目

    前述の通り、Googleビジネスプロフィールには、自動翻訳されない情報やコンテンツがあります。言語設定する場合、手動で英語など言語に合わせた設定が必要です。
    インバウンド対策において、外国人観光客向けの提供を行っている店舗は、あらかじめ設定を行うようにしましょう。

    自動翻訳されない項目は下記の通りです。

    【自動翻訳されない項目】

    ビジネスの説明文
    ・住所の番地(ビル名なども)
    ・メニュー
    ・サービス
    ・商品
    ・投稿など

    インバウンドMEO対策3:キャッシュレス決済の設定

    昨今、キャッシュレス決済は日本国内でも普及が進んでいます。
    訪日外国人にとってキャッシュレス決済の機会が多いため、Googleビジネスプロフィールの最適化と同時に、キャッシュレス決済の提供状況も整えておくことが大切です。

    Googleビジネスプロフィールでは対応可能な決済方法を登録できます。
    利用可能な支払い方法を設定することで、訪日外国人の来店や予約のきっかけにつながります。

    インバウンドMEO対策4:訪日外国人向け投稿の作成

    Googleビジネスプロフィールでは、写真や動画を使って最新情報やキャンペーンなどの投稿が可能です。
    店舗のメニューやサービス、訪日外国人へのメリットを表記することで、視覚的に訴求できます。

    また英語表記を含めることで、訪日外国人へのアプローチを強化することが可能です。
    たとえば、おすすめメニューや季節イベント、外国人向けのお知らせなど、効果的に投稿を活用しましょう。

    インバウンドMEO対策5:外国語表記のメニューやサービス写真の掲載

    できる限り、外国語表記のメニューやサービス写真を掲載するようにしましょう。
    インバウンド対策を施し、Googleマップ上で上位表示されても、メニューやサービスが外国語に対応していなければ来店にはつながりません。

    外国語表記の追加だけでなく、写真や動画などを使用し、来店時の不安を軽減することも重要です。
    来店後の注文やオーダー時の誤解を減らし、スムーズなサービス提供が可能になります。

    インバウンドMEO対策6:訪日外国人の口コミを集める

    来店につなげるための対策だけでなく、来店後も「訪日外国人に口コミをお願いする」といった重要な対策があります。
    口コミを集めることは、インバウンド対策として重要な役割を担っており、来店を検討している多くの訪日外国人に訴求が可能です。

    口コミには、絵文字や一言だけでなく「メニューやサービスの利用感」「改善点」などが含まれることで、来店を検討している他の訪日外国人に信頼感を与えられます。
    英語だけでなくさまざまな言語の口コミを獲得することで、国籍など関係なく顧客を引き付ける効果が期待できる施策といえます。

    インバウンドMEO対策の成功事例

    インバウンドMEO対策の成功事例

    インバウンドMEOで成功している東京都内のネイルサロン事例を紹介します。

    閲覧数が前月の1.7倍UP

    Googleビジネスプロフィールの閲覧数が前月の1.7倍UP

    上記データは、スマートフォンでGoogle検索したユーザーの、直近1年間の閲覧数データになります。
    インバウンドMEO対策を行っていなかった直近2ヶ月間(3月、4月)は、数値が低下しているのに比べ、当社で、インバウンドMEO対策を行った5月から急激に数値が上昇しています。

    閲覧数(Google検索:スマートフォン) 4月 1,014回→5月 1,728回(1.7倍UP)

    スマートフォンのGoogle検索で、サロンのGoogleビジネスプロフィールを閲覧されていることが分かります。
    またインバウンド対策を行うことで、5月以降も数値を安定し閲覧されています。

    ユーザーの検索キーワードはどのような変化があるのでしょうか。
    「表示につながっている検索語句」を紹介しますので、続けてご覧ください。

    nailsやnailsalonの検索数が4倍UP

    nailsやnailsalonの検索数が4倍UP

    上記データは、インバウンドMEO対策の変化になります。
    インバウンドMEO対策の効果として「ビジネスプロフィールの表示につながった検索語句」の検索数が上昇しています。

    これまで「nails」や「nailsalon」といったキーワードは数えられる程度の数値でしたが、対策1ヶ月目で数値の向上が確認できました。

    • キーワード:nails 4月80回→5月133回(1.6倍UP)
    • キーワード:nailsalon 4月76回→5月309回(4倍UP)

    数値の向上は、訪日外国人が来店するきっかけとなり、MEO対策によるインバウンド集客に成功しています。
    早期、MEO対策の効果を発揮できるインバウンドMEO対策は下記になります。

    国内唯一!のMEO対策【まるなげ集客】

    フォーデザインでは、国内初!MEO対策『フルアシストMEO』を提供しています。インバウンドMEO対策としても活用できるサービスになっており、下記のような特徴をもっています。

    ポイント1.インスタグラムへの投稿を他の媒体に自動で投稿

    国内唯一となるインスタグラムの投稿内容を、ホットペッパービューティー/ミニモ/Googleビジネスプロフィールに、自動で投稿が可能です。

    インスタグラムの投稿を、まとめて各連携先へ自動で投稿します。
    システム設定など難しい作業はなく、当社が設定を行い翌日にインスタグラム投稿をするだけになります。

    ポイント2.集客だけでなく投稿業務の削減ができる

    『フルアシストMEO』を活用することで、投稿業務時間を削減をしながら施策を行うことができます。
    店舗スタッフの方は、インスタグラムやホットペッパーといった各媒体に日々投稿をしています。
    1日にたった10分の投稿作業を1年・2年と長期間で考えた場合、莫大な時間を投稿業務に費やしてしまいます。

    『フルアシストMEO』は、利用率の高いインスタグラムと、ホットペッパー/ミニモ/Googleビジネスプロフィールの媒体に自動で投稿できるため、投稿業務の削減や連携媒体の更新頻度を高められるサービスです。

    ポイント3.継続率98.7%のMEO対策

    フォーデザインではMEO対策を行うクライアント様の継続率が98.7%と対策内容に満足頂いています。
    しかし以前は、成果報酬型※のMEO対策を行い、順位が上がらなければ費用が発生しないプランを提供していましたが、表示順位が上がっても集客につながらない店舗があり今ほどの継続率ではありませんでした。

    店舗からは上位に表示されなければ費用が発生しない反面、上位に表示されたキーワードで集客できなければ、MEO対策の効果を実感することはできません。
    当社はMEO対策を店舗に合わせたオリジナルな対策を取り入れ、投稿業務の削減や売上/集客につながる対策を行うことで継続してサービスを利用頂いています。

    ※成果報酬型(Googleマップ上位3店舗に表示された場合、表示された1日分の費用を支払う料金体系)

    ポイント4.独自性のあるインバウンド対策

    昨今、多くのMEO業者がインバウンド対策をPRしています。
    MEO対策に興味がある方は比較検討に苦労されていると感じます。
    ある業者は、『テンプレート化された対策しかやっていない』『ツール提供するので店舗スタッフが運用する』など、スタッフの業務量が増え、ストレスに感じる店舗やオーナーは多いはずです。

    当社は、前述した通り『まるなげ集客』が可能です。
    月に定期ミーティングも実施し、課題や今月のイチオシメニュー/MEO対策の内容について課題解決を行っています。
    その他LINEにて都度ご質問など連携を取っています。

    本記事では、インバウンド対策について解説しましたが、当社が行うインバウンド対策は、独自性のある媒体にサイテーション対策を行います。
    Googleビジネスプロフィールからの集客だけでなく、海外媒体からも集客を可能にします。

    訪日外国人は、日本に訪れる前に「訪れる場所」や「店舗」を事前に探しています。
    そのため比較検討する際に、店舗への来店を促すことは、来日後の来店確率を上げるための施策として効果的です。

    まとめ

    本記事では、MEO対策でインバウンド対策を行う効果について解説しました。
    先述の通り、近年、訪日外国人は増えインバウンド効果を実感できている店舗がある一方で、集客に苦労している店舗もあります。

    本記事で紹介した成功事例のサロンのように、早期効果を実感できる施策がMEO対策のため、インバウンドMEO対策を行いたい方は当社までお問い合わせくださいませ。