MEO対策でサイテーション効果を高める6つの方法|サイテーションの効果事例や獲得数値の調べ方を解説

MEO対策では、Googleビジネスプロフィールの設定の他、サイテーションの対策も上位表示をさせるために重要な対策です。多くの店舗がMEO対策に取り組まれているため、よりサイテーションの重要性が高まっています。

Googleのガイドラインでも、MEO(ローカルSEO)においてランキング要因として影響があると触れています。

本記事では、サイテーション効果を高める6つの方法から始まり、サイテーションの効果事例やサイテーションについて解説します。

これから『サイテーションの対策を行いたい』『サイテーションの事例について知りたい』方に向けた記事になっています。

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サイテーション効果を獲得するための6つの方法

サイテーション効果を高めるためには、Webページやポータルサイトといった媒体に店舗情報を登録していくことが必要です。

検索エンジンがWebページと店舗情報を同一の情報と認識することで、評価が高められる仕組みです。そのため、店舗情報が登録できるWebページはもちろんのこと、ポータルサイトやSNSといった各媒体に登録することでサイテーション評価を高めることにつながります。

Googleビジネスプロフィールに登録する

本記事を読まれている方はGoogleビジネスプロフィールへの登録は既に済んでいる方が多いかもしれません。ご存知な方は先へお進みください。

Googleマイビジネスは、2021年11月4日に「Googleビジネスプロフィール」に名称変更されました。

Googleビジネスプロフィールは、Googleが提供している無料ツールになります。

登録することで、Google検索やGoogle mapなどのGoogleサービスで店舗情報を表示し、管理することができます。

Google検索やGoogle mapに表示されることで、「地域名+業態(サービス)」でローカル検索されたユーザーを流入につなげられます。

Googleビジネスプロフィールを最適化し、検索結果の上位に表示させる対策をMEO対策といいます。

MEO対策について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

関連記事:【2023年版】MEOとは?MEO対策の最新情報|必要な初期設定や上位表示のコツ・ポイントを解説

SNSを作成し運用する

まず、近年さまざまなSNSがユーザーに利用されています。FacebookやTwitter・InstagramといったSNSに登録することはサイテーション評価を高めるためには大切です。

登録時にはアカウント情報の入力に注意するように心掛けます。店舗名や概要の説明・URLなど設定が可能です。概要の説明には店舗に関連するキーワードを含めるようにしましょう。

キーワードを含めることで『何を提供している店舗』なのか、検索エンジンに伝えることが必要です。またSNSを作成し運用することで、店舗情報の露出が増やすことにつながり『引用・言及』してもらえる可能性が高まります。

店舗の知名度を拡大させるために現代において必須の対策といえます。

店舗の基本情報を構造化マークアップする

Webページと店舗ページを紐付けるために、構造化マークアップの設定も効果的です。(構造化マークアップとは、scheme.org が定める用語を使って HTMLに情報を付加することです)構造化マークアップをすることで、検索エンジンにより分かりやすく伝えることができます。

具体的な対策としてNAP情報やURLを構造化マークアップすることになります。

NAPとは『店舗名(Name)』『住所(Address)』『電話番号(Phone)』のことを指します。NAPを統一しなければ、同一店舗と検索エンジンは判断しないため評価が分散してしまいます。サイテーション効果を最大化できないためNAPの統一は必須です。

NAP情報を統一する

前述しましたNAP情報ですが、サイテーションにおいてウェブ上の店舗情報とGoogleビジネスプロフィールの情報を統一させることが重要です。

情報が記載されているすべての各媒体のビジネス名や住所・電話番号などの固有情報を統一します。

例えば、当社のフォーデザイン株式会社で検索すると、検索された位置情報によって、フォーデザインに該当する企業が複数表示されます。(この場合オリジナル性が低いといえます)

フォーデザイン株式会社だけでなく、電話番号や住所を正確に設定することで、インターネット上にある埼玉県のフォーデザイン株式会社の情報を同一の情報として関連付けさせることができます。

特に重要になるのが、店舗名や企業名だけでなく残り2つの『住所と電話番号』です。NAPのすべてを正しく一致させることで、サイテーション情報を正確に関連付けることができるため、サイテーション効果を高めることにつながります。

ポータルサイト・情報メディアに掲載

店舗情報をポータルサイト・情報メディアに載せることも対策の一つです。

サイテーション対策は、より多くのユーザーに認知してもらい『視認性を高める』施策が重要です。

そのため、ポータルサイトや情報メディアだけに限らず、口コミサイトやまとめサイトといったサードパーティが提供する多くのディレクトリ登録サイトに店舗情報を掲載することが必要になります。

多くの媒体に店舗情報を掲載することでユーザーからの認知だけでなく拡散につながり視認性が高められ、ユーザーの来店や予約につなげる対策ができます。

ポジティブな口コミを獲得する

口コミを獲得することは、認知度や第三者への拡散につながり、サイテーション対策として効果的になります。

なかでも、Googleビジネスプロフィールの口コミ獲得は、MEO対策(ローカルSEO)の評価を高めるために重要といえます。

ポータルサイトや情報メディアなどでの口コミ獲得も同じく、検索エンジンから評価される傾向が強く、評価された口コミをSNSで言及してもらうことでよりサイテーションの評価につなげられます。

ポジティブな口コミを獲得する対策は、検索エンジンからの評価を上げるだけの対策ではなく、登録された媒体からユーザーを流入させるためにも活用することができます。

MEO対策におけるサイテーションの重要性

Googleは、ローカル検索結果のランキングを改善する方法として『視認性の高さ』を公表しています。

店舗が『どのぐらい認知されているか』など店舗の知名度が高いことは上位表示されるために必要な要因になります。

視認性の高さ

視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。

ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。

たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。

Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。

クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。

ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。

引用:Googleのローカル検索結果のランキングを改善する方法(視認性の高さ)

そもそもサイテーションとは

サイテーションについて知りたい方に向けて解説します。サイテーションについてご存知な方は先へお進みください。

サイテーション(citation)とは『言及・引用・例証』といった意味を指します。店舗の『名前』『サービス名』『住所』『電話番号』の情報や店舗の関連情報が、インターネット上で記載(言及)されている状態をいいます。

ユーザーが多くのWebサイトに記載(言及)されることで検索エンジンから店舗が評価され、サイテーションの効果を高められます。

被リンク(外部リンク)と認識されている方も多くいますが、サイテーションの場合、店舗の文字情報を言及している状態を言うため、リンクを伴う必要がありません。

サイテーションと被リンクは異なるもの

前述した通りサイテーションは、店舗情報に関する文言が記載されている記事(コンテンツ)になります。

Webサイトなど知識がある方は、被リンク(外部リンク)を想像される方も多いと思いますがまったく別の扱いのため注意が必要です。

外部リンクとは?

MEO対策のサイテーションについて解説してきましたが、ここでは、SEOに関連する外部リンクについて補足していきます。

SEO対策の外部リンクとは、他サイトからリンク(<a>タグ)でURLが参照されていることを指します。外部リンクを受けているコンテンツは、第三者から評価されているコンテンツと検索エンジンに認識され、SEOのアルゴリズムの要因として考えられています。

ですが、店舗に関連のないWebサイトにまで外部リンクを増やす必要はありません。(自作の相互リンクや有料リンクなどになります)

検索エンジンから自作自演の外部リンクは評価されにくく、場合によってはマイナスな評価を得てしまうため注意が必要になります。

サイテーションのタイプは2種類

具体的にサイテーションの対策には、どのような対策があるのでしょうか。大きく2つに分けて解説していきます。

店舗に関してポジティブに言及された口コミを獲得する

店舗に関する好意的な感想や口コミ・評価を多くのユーザーに発信してもらうことでサイテーション効果を高めることができます。

Googleビジネスプロフィールの口コミだけでなく、口コミサイトやSNSなどになります。

昨今Googleビジネスプロフィールの口コミは、多くの店舗で取り組まれています。そのため、口コミサイトやSNS上で、ユーザーに多くの情報発信をしてもらえるような環境を作ることで他店舗との差別化につながりサイテーションの効果を実感することができます。

店舗のNAP情報を元にした媒体への登録で獲得する

もう一つが店舗に関する情報サイトやまとめサイトなどに登録を行っていく方法です。正しく店舗情報を登録し公開/管理することで、評価を高めやすくなります。

検索エンジンは、近隣店舗と比較した際に、登録された媒体を多い店舗を評価しています。

登録時は、先述したNAP情報を統一することで『同一の店舗』と紐づけられるため、サイテーションの対策として行うことができます。

サイテーションの効果事例

フォーデザインではサイテーションの対策も行っています。下記画像はサイテーションの対策前と対策後の数値結果になります。

サイテーションの効果事例①

下記画像は美容院のサイテーション数値の対策結果になります。対策前はSNSの活用をされていない美容院だったため、当社でSNSを軸としたサイテーションを強化しました。

対策前に比べサイテーション対策を行うことで、インターネット上で確認できる数値が向上しています。

サイテーションの効果事例②

下記画像は別の美容院でサイテーション対策を行った数値結果になります。対策前はNAP情報の統一が出来ていなかったため、各媒体のNAP情報の統一を行いました。また、同時並行で新規媒体への登録を行いました。

対策前に比べサイテーション対策を行うことで、インターネット上で確認できる数値が向上しています。

フォーデザインのサイテーション対策

フォーデザインでは、サイテーション対策の強化も行っています。昨今、MEO順位ツールや管理ツールに外部媒体に登録できる機能が備わっていたり、サイテーション対策に特化したツールを提供している企業もあります。

フォーデザインは、サイテーション対策に必要な事前調査の上、優先的に登録したほうがいい媒体を選定し登録を行っていきます。

店舗に関連性のない媒体への登録をしないため、店舗の業態に合わせたサイテーション対策が可能になります。

競合店調査

MEO対策を行う企業が増えているなか、フォーデザインでは差別化した対策を行うため、近隣店舗/競合店舗とのサイテーション数値にどのぐらいの差があるのかについて調査を事前に行います。

競合店調査を行った結果、『上位店舗との差が何なのか』『登録を優先すべき媒体は何か』といった情報を得ることができます。

数値化したデータをもとに、毎月の対策方針を決定し随時、新規施策や対策の報告を行うことで、順位が上がりやすく再現性のある対策を確立しています。

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サイテーション数値の調べ方

サイテーション効果を高める方法について解説しましたが、『サイテーション数値はどのように計測するのか』『対策は正しいのか』とどのように判断すればいいのか気になる方も多いと思います。

ここでは、サイテーション数値の調べ方について紹介します。

Google検索で「”サイト名”-site:サイトURL」と入力して調べる方法

まずは、Google検索で調べる方法です。下記のように、『店舗名』ウェブサイトの『ドメイン』を入力しGoogle検索を行うと、関連するWebサイトが表示されます。

検索例 : “店舗名” -site:ウェブサイト名.co.jp

表示されたWebサイトは、店舗のサイト名やサービス名のURLを除いた状態になります。

検索結果は、被リンクがない状態のサイトが表示されるため、引用/言及されている可能性が高いサイテーションの状況を確認することができます。

Google検索する際の補足になりますが、『対象のURLを除いた検索方法』として『-(マイナス)』の記号を使用します。指定した検索をすることで、店舗のURL形式のものを除外した検索方法を行うことが可能です。

Yahoo!リアルタイム検索機能で調べる方法

次にTwitterやFacebookといったSNSに限定されますが、Yahoo!リアルタイム検索で調べる方法もあります。リアルタイムにSNSユーザーによる店舗名の引用や言及について状況を確認することができます。

※ Yahoo!リアルタイム検索は、SNSである『Twitter』に投稿された内容/つぶやきを確認や検索ができるツールになっています。

Googleサーチコンソールを補助的に活用する

最後に、Googleサーチコンソールを補助的に使用することができます。サイテーションの状況を計測することはできませんが、自店舗の被リンクの状況を調べることが可能です。

(Googleサーチコンソールとは、Googleが提供する自店舗のサイトに実装できる無料のWeb解析ツールになります)

例えば、『Web上での自社サイトのサイト名検索の回数を調べる』『獲得したサイテーションによるアクセス数などがわかる機能』などです。

Googleが自店舗のサイトをどのように評価しているかを分析することができるため、対策期間を設定することで、どのくらいの回数で店舗名やサイト名/サービス名が検索されているかを調べることができます。

SEO対策などで活用されているGoogleサーチコンソールも、サイテーション効果を調べる方法として活用することができます。

サイテーション対策の注意点

サイテーション対策は『自店舗の情報をインターネット上に多く発信する』『発信してもらう/される』ことを指しますが、対策を行う上で注意しなくてはいけない点もあります。

注意点を把握した上でサイテーション対策を行うことをおすすめします。

ユーザーの情報によっては逆効果になってしまう

SNSでユーザーに引用されたり口コミを投稿された場合、すべてのユーザーが良い評価をされるとは限りません。なかには悪い評価を投稿されるケースもあります。

長く店舗を経営されていた場合、悪い口コミや評判もなかにはあるかもしれません。全部の口コミのうち、大半が悪い口コミになってしまうと、Googleはユーザーにとっておすすめできる店舗ではないと判断してしまい検索順位に影響を与える可能性があります。

また口コミを見て来店するユーザーへも良い印象を与えることができないため、注意が必要です。

NAP情報を統一するだけでは対策になっていない

先述でもお伝えした通り、NAP情報の統一はサイテーションとして重要です。NAP情報を統一することで一定のサイテーション効果は得られますが、今では多くの店舗が同じ対策を行っています。

そのため、サービス提供をしているエリア内でより露出を高めるためには、Googleマップやローカルパックで自社よりも上位に表示される競合店舗よりも多くの媒体に掲載や、SNSでの引用を増やすことが重要になります。

競合店舗が獲得しているサイテーションの把握を行い、競合店舗よりも多くのサイテーションを獲得する対策を行わなければいけません。

MEO会社に依頼する際はサイテーションの内容を確認

MEO対策を代行会社に依頼する際は、必ずサイテーション対策の内容について確認することをおすすめします。

代行会社によっては、NAP情報を統一するだけの代行会社もあり対策は異なります。効果を出すための手法を提供してもらえるかについて詳しく確認した上で依頼を進めなくてはいけません。

確認する項目として、下記のような質問を行うようにします。

・どういった媒体に掲載していくか
・サイテーション対策を行っていくためのアドバイスはあるのか
・競合とのサイテーション数値の獲得状況を調査してもらえるか

代行会社によっては、質問の回答が遅かったり具体的な媒体について教えてもらえなかったりします。その場合は、他の代行会社に依頼することをおすすめします。

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MEOのサイテーション対策:まとめ

本記事ではMEO対策のサイテーション対策について解説しました。サイテーション対策は既に多くの店舗で取り組まれている施策です。NAP情報はもちろんのこと、ツールを活用している店舗も増えています。

近隣店舗よりも媒体への登録が多いことで、サイテーションの効果や評価を高められる一方で、SNS等を活用した拡散は店舗のオリジナルな施策として考えられます。

フォーデザインでは、サイテーション対策を強化する一方で、国内初のインスタ自動投稿を提供しています。MEO対策を検討されている方は是非参考にして頂けたら幸いです。