オウンドメディアのブランディング方法4つと8つのメリット

オウンドメディアを活用したブランディング方法

オウンドメディアは問い合わせや資料ダウンロードに活用されるだけでなく、企業のブランディングとして取り入れている企業も増えています。
とはいえ、具体的にブランディングを行う方法がわからないという人も多いはず。

本記事では、オウンドメディアを利用して、ブランディングに成功させる方法を、他の企業の成功事例なども交えて解説します。

目次

ブランディングとは

ブランディングとは、企業や製品、サービスが、消費者の心の中に特定のイメージや価値観を確立することです。単なるロゴやネーミングだけの問題ではなく、顧客とのあらゆる接点を通じて、一貫性のあるメッセージを伝え、独自の個性と信頼を構築する、長期的な戦略です。

消費者は、製品やサービスを選ぶ際に、機能性や価格だけでなく、ブランドイメージや価値観も重要な判断基準としています。 優れたブランディングは、顧客ロイヤルティを高め、競合他社との差別化を図り、価格競争に巻き込まれずに済むという大きなメリットをもたらします。

オウンドメディアでブランディングを行う4つの方法

オウンドメディアを立ち上げる前に『自社ブランドの確立』を決めることが必要です。

自社ブランドが確立できていないことで、オウンドメディアの方向性がズレたりターゲットが不明瞭であることから、成果に繋がらないメディアになってしまう可能性があります。

自社の方向性やコンセプトを確立してから、オウンドメディアの制作やコンテンツ制作に取り組むよう心がけましょう。

またコンテンツSEOによって、さまざまな層や潜在顧客へリーチできるのがオウンドメディアの利点です。

闇雲にオウンドメディアで発信するのではなく戦略を練って効率よく運営していくことが、ブランディング効果を上げるメディアへの成長に繋がります。くれぐれも一方的な宣伝活動をするのではなく顧客に寄り添った、ニーズのある情報を掲載し企業ブランディングを優先してください。

コンテンツ内容に一貫性を持たせる

自社のファンを獲得するには、発信しているコンテンツに一貫性を持たせることが大切です。

発信している内容に一貫性があることで、ファンが定着してコンテンツとしての価値を高められます。また一貫性のあるコンテンツを蓄積することでメディアの評価も高まり検索上位に表示させるための施策につながります。

たとえば、テーマの方向性がバラバラだと企業のイメージや価値観が伝わりづらく、ユーザーからの信頼が得られづらくなります。流行りのテーマで注目されやすい記事を書いても、自社のブランディングに合わなければターゲット層に響かず離脱してしまいます。

オウンドメディアに一貫性があると読んでいる側も安心感があり、発信内容から伝わる信頼や安心は商品/サービスにも影響します。一貫したテーマでコンテンツを量産することで、SEO効果やブランディング効果を発揮できます。

ファンの定着化を狙うためにも、コンテンツに一貫性を持たせる工夫が必要です。

メディアコンセプトを決める

メディアコンセプトとは、読者に価値/方向性を伝えることです。

オウンドメディアで

  • 読者に伝えたいこと
  • 何の情報を発信していきたいか
  • どんな人に読んでもらいたいか

具体的にイメージしてみてください。

ユーザーが初めてオウンドメディアにアクセスするときは、たいてい自社の売っている商品/サービスや企業に興味を持っているわけではなく、記事の内容から得られる情報を求めて訪れるのがほとんどです。

メディアコンセプトを事前に決めておくと、届けたい魅力や価値について盛り込んでコンテンツ制作ができます。

企業のコンセプトに共感してもらえれば、読者からファンになり、後に商品/サービスの購入に繋がっていく可能性が高まります。

オウンドメディアでユーザーとコミュニケーションをとる手段としても、メディアコンセプトを決定している方が、ブランドポジションも定まり情報発信しやすいメディアを運営することができます。

自社の強みを明確にする

自社の扱っている商品/サービスの強みをしっかりと把握した上で、オウンドメディアの運営に活かしてください。

商品の魅力を一番に理解しないといけないのは、その商品/サービスを販売している社員です。

商品やサービスを提供している側の立場にいると、ときに魅力や強みが客観的に捉えられないことがよくあります。

顧客側の観点から商品/サービスの魅力を知る為には、他社のサービスと比較したりSNSの口コミなどを見ることが役立ちます。

さまざまなツールやプラットフォームを使って、自社商品/サービスのレビューを確認することで、今まで見えてこなかった商品/サービスの良さや独自性に気づけるかもしれません。

自社商品を第三者の視点から見ることは、オウンドメディアに限らずビジネスにおいても重要です。

ユーザビリティに配慮する

オウンドメディアでのコンテンツ内容も重要ですが、ウェブサイト自体の機能性や使いやすさもブランディング戦略において大切なポイントです。

ユーザーが来訪したときに、いかにストレスを与えず早くスムーズに求めているコンテンツへたどり着けるか読者側の視点から見直しましょう。

ウェブサイトの華やかさやデザイン性の高さよりも、機能性を配慮した設計の方が成果に結びつきやすい傾向があります。

以下の点を確認し、改善に役立ててみてください。

  • コンテンツが多い場合は、ワード検索やカテゴリー分類を設置する
  • PC/スマートフォンの両方で閲覧したときの見やすさを確認する
  • 低年齢層がターゲットの場合は簡単な漢字、言葉を使用する
  • 高年齢層がターゲットの場合は文字サイズ(小・中・大)の選択肢を設置する

SEO対策や良質な情報発信をしてもオウンドメディアの使い勝手が良くないと、すぐにユーザーが離脱してしまいます。

オウンドメディアに訪れてもらいたいユーザー像を明確にし、どういう状況で調べてどんな風に情報が表示されるとわかりやすいか、想像しながら機能性を高めることが大切です。

オウンドメディアでブランディングを行う8つのメリット

ビジネスをする上でブランディングを行うことは、企業にとって最も基本的なステップのうちのひとつです。

ブランディングはマーケティングに力を入れる以前に取り組まなければいけない施策。ブランディングとマーケティングはよく混同されがちですが、以下の相違点に注意してください。

ブランディングとは:認知を拡げる活動
商品/サービスがどんな価値を持っているかについて発信し企業のブランドイメージ向上を図る活動

マーケティングとは:マーケット(市場)を広げる活動
クライアントや社会に対して、価値ある商品/サービスを届けるために行う活動

オウンドメディアが企業のブランディングに対してどのようなメリットがあるか具体的に紹介します。

独自性を出しやすい

オウンドメディアは、企業の個性や独自性を際立たせる強力なツールです。
他社の広告やメディアに頼らず、自社独自のブランドストーリー、製品の魅力、企業理念などを自由に発信できる点が大きな強みです。

例えば、企業理念を伝える動画コンテンツを作成したり、製品の開発秘話やこだわりをブログ記事で紹介したりすることで、顧客に深い共感と信頼を得ることができます。

一方通行の広告では伝えきれない、細やかなニュアンスや感情を伝えることで、顧客とのより強い絆を築き上げることが可能です。

また、オウンドメディアでは、他社には真似できない独自のコンテンツを作成することも可能です。
専門性の高い記事、インタビュー記事、ユーザー生成コンテンツなどを活用することで、ブランドの専門性や信頼性を高め、他社との差別化を図ることができます。

定期的に更新されるコンテンツは、顧客のエンゲージメントを高め、ブランドへの関心を維持させるのに役立ちます。
鮮やかなビジュアル、興味深いストーリー、役立つ情報など、魅力的なコンテンツを提供することで、顧客は自社オウンドメディアを繰り返し訪れ、ブランドとの関係性を深めていきます。

結果として、ブランドへの忠誠度向上に繋がるだけでなく、口コミによる自然なブランディング効果も期待できるのです。 これは、広告だけでは決して得られない大きなメリットと言えるでしょう。

見込み顧客との接点が生まれる

オウンドメディアは、見込み顧客との接点を生み出し、育成するための非常に効果的な手段です。

ブログ記事、動画コンテンツ、ソーシャルメディア投稿などを通して、潜在顧客に自社の存在を知ってもらい、興味関心を高めることができます。
具体的には、SEO対策を施した質の高いコンテンツを提供することで、検索結果の上位に表示され、より多くの潜在顧客にリーチできます。

オウンドメディアを通じて、顧客との双方向のコミュニケーションを実現できます。
ソーシャルメディア上でのやり取り、問い合わせフォームなどを通して、顧客からのフィードバックを直接受け取ることができ、ニーズを的確に把握できます。
顧客との直接的な対話を重ねることで、より顧客ニーズに合った製品やサービスを提供できるようになり、顧客満足度を高めることに繋がります。

さらに、オウンドメディアでは、リードマグネット(例えば、電子書籍、チェックリスト、テンプレートなど)を提供することで、見込み顧客のメールアドレスを収集し、メールマーケティングを行うことができます。
メールマーケティングを通じて、継続的に有益な情報を提供することで、見込み顧客との関係性を強化し、最終的には顧客獲得へと繋げることができます。

オウンドメディアは、見込み顧客の獲得から育成、そして顧客化まで、一連のマーケティングプロセスを円滑に進めるための有効なツールとなるのです。 効率的なリードナーチャリングを行い、長期的な顧客関係を構築するための基盤となるでしょう。

信頼してもらえる

オウンドメディアは、顧客からの信頼獲得に大きく貢献します。

企業が一方的に情報を発信する広告とは異なり、オウンドメディアでは、企業の姿勢や理念、製品やサービスへのこだわりなどを丁寧に伝え、顧客との信頼関係を構築することができます。
例えば、企業の取り組みやビジョンを紹介するコンテンツ、顧客の声を紹介するコンテンツ、製品開発の裏側を紹介するコンテンツなどを発信することで、顧客は企業をより深く理解し、信頼感を抱くようになります。

信頼獲得において重要なのは、一貫性と透明性です。オウンドメディアで発信する情報は、企業のブランドアイデンティティと整合性を持たせる必要があります。
また、情報公開においては、透明性を保ち、顧客からの疑問や懸念に誠実に対応することが大切です。

不透明な情報発信は、逆に顧客の不信感を招く可能性があるため、常に正確で信頼できる情報を提供するよう心がける必要があります。

長期的に費用対効果に優れている

オウンドメディアは、初期投資こそ必要ですが、長期的に見ると費用対効果に優れたマーケティング戦略と言えます。
一度構築したオウンドメディアは、継続的な運用によって、長期的に顧客との関係性を維持し、ブランド認知度を高め続けることができます。 これは、費用対効果の高いマーケティング戦略を展開していく上で非常に重要なポイントです。(関連記事:オウンドメディアの運用方法

従来のマス広告やリスティング広告は、費用対効果の測定が難しく、年々費用対効果が低くなっている傾向があります。
一方、オウンドメディアであれば、アクセス数、滞在時間、コンバージョン数などのデータを分析することで、費用対効果を数値化し、改善に繋げることができます。

コンテンツマーケティングの促進

オウンドメディアは、コンテンツマーケティングを効果的に促進するための強力なプラットフォームです。

自社が所有するメディアを通じて、ブログ記事、動画、インフォグラフィック、ホワイトペーパーなど、様々な形式のコンテンツを配信することで、ターゲット層へのアプローチを強化し、ブランド認知度を高めることができます。これにより、顧客エンゲージメントを高め、リード獲得、そして最終的な売上向上に繋げることが可能です。

コンテンツマーケティングにおいて重要なのは、顧客にとって価値のあるコンテンツを提供することです。 単なる製品の宣伝ではなく、顧客の課題解決に役立つ情報、興味関心を刺激する情報などを提供することで、顧客のエンゲージメントを高め、ブランドへの信頼感を深めてもらうことができます。 例えば、業界の最新情報、役立つヒント、専門家のアドバイスなどを提供することで、顧客にとって有益な情報を提供し、ブランドへの忠誠度を高めることが可能です。

SNSでシェアしてもらいやすくなる

オウンドメディアに掲載されている記事は、SNSでシェア/拡散されやすいというメリットがあります。

サイトに来訪したユーザーがその後に取るアクションとして最もハードルが低く、アクションしやすいのがSNSのシェアです。

オウンドメディアに主要なSNSのシェアボタンを目立つ位置で配置すると良いでしょう。

企業自体の知名度が低くまだイメージが世間に浸透していない段階でも、ユーザーがSNSでシェアすることでそのユーザーの知り合いやフォロワーなど、オウンドメディアにまだ訪れていない見込み客へのアプローチが期待できます。

SNSが主流の昨今、直接的に訴えかけるような広告は『しつこい/信用できない』という印象を持たれてしまうかもしれません。

ユーザーがSNSでシェアする心理として一番強い感情が共感力です。思わずシェアしたくなるようなユーザーの興味関心に寄り添うトピック/コンテンツを発信することで、シェアされやすくなりコンテンツの拡散につながりやすくなります。

顧客に何度も接触できる

オウンドメディアの運営を続けていく上で、効果を上げていくために重要な点としてあげられるのが『顧客のファン化』です。

ユーザーとのコミュニケーションや信頼関係を構築する場として、オウンドメディアを活用することを心がけましょう。

顧客がオウンドメディアに何度も訪れる目的は、単に商品/サービスの魅力だけでアクセスしているとは限らず情報の内容にも魅力を感じている場合があります。

サイトへのリピーターが増えれば、それに伴いSNS等でのシェア数も増えていくことが期待でき、より多くの見込み顧客に接触が期待できます。顧客への接触数が多くなればなるほど信頼度も高まり、コンバージョン(CV)の増加につながります。

商品の売上アップだけを目的にするのではなく、ブランディング戦略として認知や知名度の向上に活かせます。

価格競争を避けられる

競合他社との差別化ができていない場合は、以下のようなリスクが予測できます。

  • より安い値段で提供している競合他社へ顧客を奪われる
  • 価格競争で一度値下げすると、その後の値上げができない
  • 競合他社より安い価格で提供することで、利益が見込めず赤字になる

商品/サービスを利用する動機が『安いから買う』だけになってしまうと、上記のような価格競争によるリスクを招いてしまいます。

社会情勢や物価上昇などを背景に、価格の変動が生じてしまうのは仕方がないことですが、価格以外のことで顧客を定着させる戦略として効果的です。

オウンドメディアの利点は、価格競争を避けてこのようなリスクを回避することができます。コンテンツを通して商品/サービスの価格以外で、顧客に購入したいと思われる点を明確にすることがポイント。

自社の魅力や商品に対するこだわりなどを発信していくことで、価格以外のベネフィットを感じてもらうような発信が必要です。

オウンドメディアでブランディングを行う時の注意点

オウンドメディアにはさまざまなメリットがある一方で『オウンドメディアは意味がない…』といった失敗する企業が多いのも事実です。

オウンドメディアは正しい使い方をしないと成果に繋がらず、コストだけが発生し続けてしまうことも。さらには間違った使い方をして返ってマイナスな効果を生みかねません。

運用前に大変さを理解する

オウンドメディアで質の高い記事を執筆し続けるのは、決して楽な作業ではありません。
コンテンツを制作しても、その記事を検索上位に持っていかなければ誰も見てもらえないメディアになってしまいます。

記事を読んでもらうためにSEOライティングを行い、定期的にリライトを行って、不足している見出しやタイトルの変更など、最新の情報にアップデートすることが重要です。

リライト作業では、ただ『記事をとりあえず書き直そう』『タイトルを変えてみよう』と闇雲に作業するわけではなく、必ず分析に基づいて作業することがポイントです。ユーザーの求めている情報は何か/今の記事に満足しているか/どんな情報を足す必要があるのかを調査します。

そのためSEO対策やブランディング/Webマーケティングなど、経験や知識でリライト後の数値に差が出ます。十分な知識がない場合は、オウンドメディア運用代行会社やコンサルティング会社へ外注する検討も必要です。

フォーデザインでは、コンサル型のコンテンツマーケティングから、記事のみの委託まで受けています。
まずはお気軽にお問い合わせください。

またオウンドメディアのランニングコストもかかります。専任スタッフの雇用やウェブサイト運営や記事制作の外注費などがあげられます。オウンドメディアの立ち上げ/続けていく継続力と、それに伴う努力や忍耐が求められることを事前に把握することが大切です。

自社のブランドを明確にする

オウンドメディアでブランディングを行う上で、最も重要なのは「自社のブランドを明確に定義すること」です。 漠然としたイメージではなく、具体的な言葉で表現しましょう。

  • ターゲット層は誰か?
  • 自社製品・サービスの強みは何か?
  • 競合他社との差別化ポイントは何か?
  • ブランドが目指す姿は何か?

といった点を徹底的に分析し、明確なブランドアイデンティティを確立する必要があります。

これらを明確にすることで、発信するコンテンツの方向性が定まり、一貫性のあるメッセージを届けることが可能になります。

ブランドアイデンティティを明確にするためのツールとして、ブランドブックの作成も有効です。
ブランドブックには、ロゴの使用規定、トーン&マナー、ブランドカラー、ブランドボイスなどが記載され、社内外の関係者でブランドイメージを共有するのに役立ちます。

ブランドアイデンティティが曖昧なままオウンドメディアを運営すると、発信するメッセージがぶれてしまい、顧客に混乱を与え、ブランドイメージの構築を阻害する可能性があります。 まずは、自社のブランドを徹底的に分析し、明確なビジョンを定めることから始めましょう。 そのビジョンは、全てのオウンドメディア戦略の根幹となります。 ブランドパーソナリティを明確に定義することで、ターゲット層への共感を深め、より効果的なエンゲージメントを実現できるでしょう。

コンテンツに一貫性を持つ

ブランドを明確に定義したら、次に重要なのはコンテンツの一貫性です。

オウンドメディアでは、ブログ記事、動画、インフォグラフィックなど、様々な種類のコンテンツを制作・配信しますが、それら全てに一貫性を持たせる必要があります。

これは、単にデザインやトーンを統一するだけでなく、発信するメッセージやブランドストーリーにも一貫性を持たせることを意味します。
例えば、ブログ記事で「高品質」を強調しているのに、SNSでは「低価格」を訴求するといった矛盾は避けなければなりません。

顧客は、発信される情報全てからブランドイメージを構築するため、不統一な情報によって混乱が生じ、ブランドイメージの毀損に繋がる可能性があります。

コンテンツの一貫性を保つためには、事前にコンテンツカレンダーを作成し、長期的な視点でコンテンツ戦略を立案することが有効です。
コンテンツカレンダーには、公開予定日、テーマ、ターゲット層、目的などを明確に記載し、各コンテンツが全体戦略と整合性を持つように設計します。

また、複数の担当者がコンテンツ制作に関わる場合は、社内ルールやガイドラインを整備し、統一された品質とメッセージの伝達を徹底する必要があります。
ブランドガイドラインを策定し、ロゴの使用、トーン&マナー、表記方法などを明確に定めておけば、担当者間での認識のずれを防ぎ、コンテンツの一貫性を保ちやすくなります。

目先のPV数ばかり追い求めない

多くの企業では、目先のアクセス数だけを単純に追い求めすぎて、オウンドメディアを運営する最終的なゴールを見失っているケースがあります。

オウンドメディアの目的PV数を達成することだけを意識することで、問い合わせ数や資料ダウンロード数の増加など最も重要なユーザーからのアクションが獲得できているかなど成果指標を見逃してはいけません。

  • 何のためにオウンドメディアを運営するのか?
  • オウンドメディアから実際にどんな成果を得たいのか?
  • 自社の抱える事業、採用課題は何か?その課題を解決する働きができているか?
  • 記事を読んだユーザーに、その後どんなアクションを起こして欲しいか明確になっているか?

PV数を追い求めることも大切ですが、上記のような質問項目を明確にすることが必要です。

記事を公開してアクセス数を増やすだけでなく、問い合わせ数やクリック率などメディア全体の成果指標(KPI)の計測を元に、導線を作ることがポイントです。

成果を得るまでのストーリーを設計し、本来のオウンドメディアとして正しく機能する運営を目指すために目標設定を正しく設定しなければいけません。

自分のビジョンをしっかりと伝える

自社のビジョンを顧客に正しい方法で届けることがブランディングにつながります。

商品/サービスを通してユーザーに『どういう風に感じて欲しいか』『どんな体験をしてもらいたいか』を伝えるプラットフォームとして、オウンドメディアを運営することがおすすめです。

ビジョンに共感してくれるユーザーは、根強いファンになってくれる可能性が高く、ユーザーにとって企業の感情が入ったメッセージは印象に残りやすいため、高いブランディング効果も期待できます。

自社が伝えたいビジョンを明確にしてユーザーに想いが届くメディア運営が重要です。

伴走型-オウンドメディア運用代行とは?

フォーデザイン(当社)では、競合との差別化やメディア運営などさまざまなクライアントの課題を解決するオウンドメディアの運用代行を行っています。

フォーデザインのオウンドメディア運用支援

本記事ではブランディングについて解説しましたが、ブランディングに限らず各工程ごとに発生する課題を、顧客と議論しながら運用を進めています。

たとえば企業には営業部やカスタマーサクセスのように部署が存在しますが、当社は顧客企業のマーケティング部署のイメージです。

クライアントのビジネスを一番理解しているのはクライアント企業である為、当社では課題に対して必要なプロ人材のアサインを行い、それぞれの強みを生かしてプロジェクト推進を行う事が成功への近道であると考えています。

オウンドメディアのブランディング:まとめ

オウンドメディアを活用したブランディング戦略は、企業にとって大きなメリットをもたらします。自社ウェブサイトやブログ、SNSといった媒体を通じて、自由にブランドメッセージを発信し、顧客との関係性を構築できるからです。

この記事では、オウンドメディアとは何か、その重要性、そしてブランディングにおける効果的な活用方法について解説しました。
ブランドを明確化し、コンテンツに一貫性を持たせることで、顧客との信頼関係を構築し、長期的な成長を促進できます。

しかし、オウンドメディアは万能ではありません。
効果を最大化するためには、綿密な戦略と継続的な努力が必要です。 自社の強みやターゲット層を明確に理解し、彼らが求める価値を提供するコンテンツを継続的に発信していくことが重要です。

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